横浜市磯子区の信長行政書士事務所、小林です。本日は複数企業様からのご相談に対応いたしました。
インターネット企業様から、断続的に5回のチャットでのやり取りをいただきました。新規プロジェクトにおいて、複数のフリーランスの方と、同時に契約をしたいという案件についてのご相談でした。
お忙しい中、夕方の時間帯にもかかわらず詳細な情報をご提供いただき、現在の契約運用体系について確認させていただきました。これまで業務委託契約書1本での柔軟な運用から、一部で個別契約書も併用される状況に変化しており、今後の運用方針についてアドバイスを求められました。
私からは、フリーランス新法(特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)の観点から、契約書運用のリスクと対策について説明いたしました。公正取引委員会の公式資料もご参照いただきながら、法令遵守の重要性と、それが企業の信頼性向上につながることをお伝えしました。
協議の結果、現行の柔軟性を維持しながら法令に適合する契約書雛形の作成を提案し、提供することで合意いたしました。お客様からは、組織の特性上、フリーランス新法への対応が事業戦略として重要であるとのご認識をいただき、法令遵守と業務効率化を両立させる方向で進めることになりました。
インターネットという分野において、適切な契約関係の構築は事業の安定的発展に不可欠です。特に複数のフリーランスの方々が関わる案件では、フリーランス新法への対応が重要となります。法令遵守と実務の柔軟性のバランスを取りながら、お客様の事業発展をサポートできるよう、今後も研鑽を積んでまいります。
夕方以降の対応となりましたが、お客様との建設的な議論を通じて、実務的かつ法的に適切な解決策をご提案できました。